フロリダ・オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)のハリウッドスタジオに、2020年にできたアトラクション「ミッキー&ミニーのランナウェイ・レールウェイ(Mickey & Minnie’s Runaway Railway)」。今までにあるようでなかった、ミッキーとミニーが主役のアトラクションです。一度乗ったら大好きになってしまい、感想や気づいた点を記事にまとめてみたいと思います。

なお、こちらはネタバレを含みますので、「知りたくない!」という方はぜひ乗ってから見に来てください!

ストーリー

ミッキーとミニーがピクニックに行くというアニメーションムービーを鑑賞しに来たゲストたち。とある不運によりムービー内でグーフィーが運転する蒸気機関車が駅に差し掛かったところで爆発してしまい、その拍子にスクリーンに穴が開いて、ゲストがムービーの中に入れるようになります。駅からグーフィーが運転する蒸気機関車にゲストが乗るところからライドがスタートしますが、蒸気機関車の旅は線路から外れ、ミッキーやミニーとハチャメチャな冒険をしながら、最後には無事にミッキーとミニーがピクニックをする、というストーリーです。

場所

ハリウッドスタジオのゲートから正面に見える、チャイニーズシアター内にあります。Lightening Laneの入口はチャイニーズシアターの正面入口、通常のスタンバイの入口はその右手前にあります。

Lightening Laneの入口

キューライン

スタンバイのキューラインの一部は屋外となっています。屋根付きの部分もありますが、パラソルしかない部分もあり、日差しの強い日中はかなり辛いキューラインです…。人気アトラクションの一つですので、待ち時間が長い時間帯もあります。

屋内キューラインはシアターのホワイエとなっており、中華風の赤を基調としたデザインです。壁にはミッキーとフレンズを題材にしたアニメーションフィルムの宣伝ポスターが飾られており、このアトラクションで見ることとなる「Mickey Mouse in Perfect Picnic」のポスターもあります。そのほか、「ミッキーマウス」の様々なショートのポスターもあり、その中にはハリウッドスタジオにある「バケーション・ファン(Vacation Fun)」というミッキーのショートムービーを楽しむアトラクションで登場するいくつかのショートのポスターもあります。「ミッキーマウス」を見たことがある方や、「バケーション・ファン」を見た方は、キューラインもさらに楽しめるのではないかと思います。

このアトラクションで見るムービーのポスター

なお、Lightening Laneを利用する場合には、屋内のキューラインもほぼ通らずに中に進むことになります。

シアター

「Mickey Mouse in Perfect Picnic」というムービーを見るために、立ち見のシアターに案内されます。ムービーが始まる前には、中華風のデザインのスクリーンとなっています。天井には、中国語でミッキーを意味する「米奇」やミッキーシェイプをあしらった照明があります。

シアター天井

シアターには右後ろと左後ろから入場することになりますが、ムービーを見る上でも次のライドに進む上でも、中央付近がおすすめ位置です。

ムービーでは、ミッキーとミニーが歌いながらピクニックに行くためにドライブするところから始まり、蒸気機関車を運転するグーフィーと少し会話をしてから追い越して踏切を渡ったところ、車から飛び出したパイが蒸気機関車の煙突にはまってしまい、駅に差し掛かったところで爆発してしまいます。その拍子にスクリーンにも巨大な穴が出現します。ゲストはその穴を通ってライドへと進んでいきます。

駅舎内のキューライン

駅舎内での待ち時間はそれほど長くはなく、キューラインも特別に凝っているわけではありません。それでも、「今月の従業員表彰:グーフィー」といった飾りはあるので、見ていて楽しいです。

ライドの乗車位置

ライドは、乗車時には蒸気機関車の形となっており、1車両2列、合計8列で、1列には最大4人座れます。ライドの途中からは各車両がバラバラとなり、東京ディズニーランドのプーさんのハニーハントのような動きとなります。そのため、乗る車両によってライドの動きが少し異なり、リピーターにとっては乗るたびに嬉しい発見があります。

ライド

新しい映像技術を駆使しているため、キャラクターたちの表情や風景が全体的に非常に綺麗です。

ミッキーとミニーがドライブ中

まずは蒸気機関車の形のまま、運転手のグーフィーが、ドライブ中のミッキーとミニーと会話をします。しかし、線路の切り替えが上手くいかず、次の部屋に移る際に各車両がバラバラになり、運転車両は別の方向へ行ってしまいます。

ミッキーとミニーがカウボーイ&カウガール

部屋全体の壁面を使った、ミッキーとミニーがそれぞれカウボーイ、カウガールになっている映像が楽しめます。

遊園地

ポップコーンを食べているドナルドや、気球に乗っているミッキーとミニーが可愛らしいです。乗る車両によって、目が行きやすいところが変わるように思いました。

竜巻

竜巻で飛ばされそうになりながら、次の部屋へと移動します。

竜巻から逃げ切り、森なのか草原なのか、草が生い茂った広い空間にたどり着きます。ほっとしたのも一瞬、急流を下ることになってしまいます。

滝下り

滝下りの際、各車両ごとに小さな部屋に入り、ミッキーとミニーとともに滝を下り海底にたどり着きます。たくさんの泡に包まれながら、小さな部屋から元の森のあった部屋に戻ると、壁面の映像が海底となっています。

海の底

草の生い茂っていた部屋は、海底へと変化しています。この際、3、4列目の車両は次の部屋に最も近いため、海底の映像を楽しむ時間があまりありませんが、沈船などもあり素敵な映像です。

排水管

海の底から街へのつなぎは、排水管です。水の映像にも躍動感があります。

東京ディズニーランドの「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」のような雰囲気の部屋となっています。

デイジーのダンススタジオ

一面が鏡張りとなっているダンススタジオでは、アジア風のコスチュームのデイジーが待っています。足元にはボトルに入った池の水(Pond Water)というのも面白いポイントです(笑)。全車両が揃うと、まずは1, 2, 3の掛け声に合わせてワルツをしますが、その後はアップテンポな曲でディスコを楽しみながら、次の部屋へと移動していきます。

工場/庭園

工場に迷い込んだミッキーを助けようと、ミニーが追いかけます。ミッキーはもう少しでぺちゃんこにされてしまいそうになりますが、無事助かり、部屋全体が優雅な庭園へと様変わりします。

ピクニック

最後の部屋へ移動する際に、グーフィーの乗った運転車両が戻ってきて、車両も一列となり、蒸気機関車の形へと戻ります。この際、最初の車両順とは異なる順番になっています。

ミッキーとミニーはプルートとともに、公園で歌いながらピクニックを楽しんでいます。グーフィーは「問題なんて起きるはずないって言っただろう?」とミッキーたちに話しかけたり、「蒸気機関車の旅を楽しんでくれてありがとう」とゲストに向けて話したりします。

出口

次の予定に急いで向かっていると気づかないこともあるかもしれませんが、後ろを振り返ると破れたスクリーンからゲストは現実の世界に戻ってくる、という形となっています。ぜひ忘れずに一目振り返ってみてください。

出口の様子

最後に

ミッキーとミニーが主役というアトラクションで、特にスリルはありませんが終始楽しい雰囲気のライドです。WDWのハリウッドスタジオ以外にはないアトラクションですので、訪れた際にはぜひ乗っていただきたいです。

他のアトラクションについては、こちらをご覧ください。


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