アメリカのフロリダ・オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)のハリウッドスタジオ(Hollywood Studios)のアトラクションを、世界6つのすべてのディズニーパークに訪問した私の感想を交えながら、おすすめ順に1つずつご紹介します。

なお、アトラクションのネタバレを含む部分もありますので、ご留意ください。

また、グリーティングやショーのおすすめもたくさんありますが、それらについては別の記事でご紹介する予定です。

アトラクション

スター・ウォーズ:ライズ・オブ・レジスタンス(Star Wars: Rise of the Resistance)

スター・ウォーズをテーマとしたライドです。ゲストはレジスタンスの一員となって秘密基地に向かいますが、その途中にファーストオーダーに捕まり、尋問されることとなってしまいます。尋問されるのを待つ間にレジスタンスの仲間が助けに来て、ライドに乗って脱出しバトゥーに戻ってくる、というストーリーです。

私はスター・ウォーズには興味がなく予備知識がない状態でアトラクションに乗ったため、ファンの方ほどディテールを楽しめていないとは思いますが、予備知識がなくても作り込み度合の高さに感激し、朝一に乗り終わったらすぐにまた列に並ぶほど気に入ったアトラクションです。ストーリーやそれに合わせたキャストの方々の演出も素晴らしいですし、ライドのクオリティも高いので、スター・ウォーズに全く興味がなくてもぜひ乗っていただきたいです。

ライドは東京ディズニーランドのプーさんのハニーハントと同タイプとなっており、車酔いに弱い私でも特に問題はありませんでした。ほんの一瞬だけ、浮遊感を感じる瞬間があります。

ライドは2台あり、少しだけ動きが違うので、複数回乗って違いを楽しむこともできます。

このアトラクションは大人気で、Individual Lightening Laneの対象となっており、通常のGenie+の対象ではありません。そのため、このアトラクションのみ個別でIndividual Lightening Laneを購入するか、朝一番に乗るのがおすすめです。

拿捕された際に待ち受けるストームトルーパーたち

ミッキー&ミニーのランナウェイ・レールウェイ(Mickey & Minnie’s Runaway Railway)

ハリウッドスタジオの入口から正面に見える、ハリウッドのチャイニーズシアターを模した建物の中にある、2020年にオープンした比較的新しいライド型アトラクションです。また、名前のとおりミッキーとミニーが主役という、今までにありそうでなかったアトラクションとなっています。

東京にあるアトラクションでいうと、プーさんのハニーハントのようにレールのないライドでありながら、ロジャーラビットのカートゥーンスピンのような雰囲気でありつつ、最新の映像技術を駆使した美しいビジュアルが楽しめます。

ハリウッドスタジオの人気アトラクションの1つですので、混雑していることも多いです。Lightening Laneを取得するか、朝や閉園間際などを狙って乗るのがいいかと思います。

こちらに詳しくまとめていますので、ネタバレOKな方はぜひご覧ください。

バケーション・ファン(Vacation Fun)

ミッキーとミニーのショートフィルムを見る、シアター型のアトラクションです。フィルムは約10分間で、待ち時間はほとんどの場合、次の上映までの時間(10分以下)となっています。

ミニーとデートに行くために荷造りをするミッキーが、持ち物を手に取るたびにその持ち物にまつわる過去のエピソードを振り返る、という形でストーリーが進んでいきます。かなり笑えるシーンがたくさんあるのですが、過去のエピソードはいずれも「ミッキーマウス」のショートからの抜粋となっているので、見たことがある方は既視感のあるものになってしまうかもしれません。私は「ミッキーマウス」を見ていない状態で見に行き、その後「ミッキーマウス」を見始めました。始まりと終わりはここオリジナルですので、「ミッキーマウス」好きの方も見たことのない方も、涼しい屋内に座って少し休憩したい方にも、個人的にはぜひ一度は見ていただきたいフィルムです。英語が分かる方が楽しめると思いますが、分からなくても可愛らしいアニメーションでなんとなく流れは分かると思います。

終了後の出口には、ショートフィルムに出てきたエピソードにまつわるフォトスポットがあります。また、前述のアトラクション「ミッキー&ミニーのランナウェイ・レールウェイ」のキューラインには、ショートフィルムに登場するエピソードのポスターもあり、合わせて楽しめます。

トワイライト・ゾーン・タワー・オブ・テラー(The Twilight Zone Tower of Terror)

アナハイムとパリにも同名のアトラクションがありますが、アナハイムとパリは全く同じ動きをするのに対し、WDWでは少し違った動きをします。具体的には、エレベーターに乗り込んだ後、上昇するのみならず前方に進み、前方で上下に動くことになります。

キューラインのほとんどは屋外ですが、屋内部分のキューラインや、最初に案内されるライブラリーの調度品は作り込まれていて、一見の価値があります。

出口付近ですれ違った、ハリウッドホテルのベルボーイの恰好をしたキャストには、「当ホテルにご滞在いただきありがとうございます」と声をかけられたりと、キャストの作り出す世界観も素敵でした。

フリーフォール型のライドは苦手ですが、個人的な感覚では東京ほど激しい落下がなかったように思います。

スリンキー・ドッグ・ダッシュ(Slinky Dog Dash)

スリンキー・ドッグ型の子ども向けの緩やかなコースター型ライドです。特段激しい動きはありませんが、トイストーリー・ランドを一望できるということもあってか、人気アトラクションの1つです。

待ち時間も恒常的に長めで、Lightening Laneも早めになくなる傾向にあります。また、キューラインは屋根と扇風機があるとはいえ屋外となっており、日中の暑い時間帯に長時間スタンバイするのはあまりおすすめできません。朝早めに乗るか、Lightening Laneを活用するのがおすすめです。

トイストーリー・マニア(Toy Story Mania!)

東京ディズニーシーにあるトイストーリー・マニアと同内容の、ライドに乗ってターゲットを狙い、得点を競うアトラクションです。

ターゲット等の映像はすべて東京版と同じですので、時間がない方は省略してよいかと思いますが、東京の短い屋内キューラインに対し、こちらではキューラインのほとんどが屋内で非常に長く、その分おもちゃの世界の気分を存分に楽しめます。Lightening Laneを利用しても、キューラインの雰囲気は楽しめます。乗り場が2か所あることもあってか東京よりは待ち時間が短い傾向にあるようですので、東京であまり乗れないからこそここで乗る、というのもありかもしれません。

入口の様子
キューラインの様子

ミレニアム・ファルコン(Millenium Falcon: Smugglers Run)

こちらもスター・ウォーズ関連のアトラクションです。ミレニアム・ファルコンを操縦して極秘ミッションに参加するというストーリーです。(スター・ウォーズに詳しくないため、雑な紹介をご容赦ください。)

ライドは6人乗りで、パイロット2名、ガンナー2名、エンジニア2名という構成です。パイロットの操縦やガンナーの銃撃によって、ライドの窓から見える光景が変わります。どの役割になるか、また同じ役割でもその時々で成果が変わるため、複数回乗っても楽しめます。エンジニアだと光るボタンを押すだけであまり変化がありませんが、パイロットやガンナーは反応があって面白いです。シングルライダー用の入口もありますが、エンジニアになる確率が高いので、混んでいてLightening Laneもないけれどどうしても乗りたい、というときのみ利用をおすすめします。私は初めて乗った際はエンジニアで、それほど面白い印象はありませんでしたが、その後ガンナーやパイロットで乗った際には面白く感じました。

また、カプセル型ライドの動きと映像で楽しむアトラクションということで、車酔いが心配でしたが、個人的にはそれほど車酔いの症状を感じませんでした。

ウォルト・ディズニー・プレゼンツ(Walt Disney Presents)

ウォルト・ディズニーにまつわる歴史を、様々な展示や模型等を用いて表現したミュージアムのようなアトラクションです。基本的にいつでも空いている、それほど人気のないアトラクションですが、アニメーションの歴史や、世界各地のパークのお城やクルーズ船の模型など、ディズニー好きは必見です。

奥のシアターでは約15分おきに、最近のディズニー映画の予告編を上映しており、時にはその映画関連のグリーティングも行われています。

常に空いているので、屋内で体を涼めたいときなどにおすすめです。

エイリアン・スワーリング・ソーサー(Alien Swirling Saucers)

東京ディズニーランドのベイマックスのハッピーライドと同タイプのライドです。独特な動きが面白くはあるものの見たままのアトラクションですので、時間がない場合には省略してよいかと思います。

あまり待ち時間が長くなりにくいアトラクションではありますが、屋根・扇風機付きの屋外キューラインですので、乗る場合には空いている時間帯にサクッと乗るのがおすすめです。

スター・ウォーズ・ローンチ・ベイ(Star Wars Launch Bay)

スター・ウォーズの映画で用いられた小道具の展示や、キャラクターとのグリーティングができる施設です。グリーティングについては別の記事で紹介したいと思います。

マペット・ビジョン3D(Muppet Vision 3D)

マペットたちを3Dで楽しむ、シアター型のアトラクションです。日本ではあまり馴染みのないマペットですので、時間がない場合には省略してよいアトラクションかと思いますが、画面内のみならずシアター内にも仕掛けがあったりする点は面白かったです。

スター・ツアーズ(Star Tours – The Adventure Continues)

東京ディズニーランドにある同名のアトラクションと同内容ということもあり、私が非常に車酔いをしやすい体質であるため、こちらは試したことがありません。他の方の感想などを参考にしていただければありがたいです。

ロックンローラー・コースター(Rock ‘n’ Roller Coaster Starring Aerosmith)

訪問時に休止中であったため乗ることはできませんでしたが、他の口コミによるとパリ版と似ているもののより楽しめるようです。パリで乗った際には、音楽に合わせながら疾走する爽快感が好きでした。乗った際にはまた更新したいと思います。

ライトニング・マックイーンのレーシング・アカデミー(Lightning McQueen’s Racing Academy)

時間(と興味)の関係上、こちらのアトラクションも未トライです。常にほぼ待ち時間はなかったように思います。次回訪問した際にはぜひ試して、更新したいと思います。

最後に

ハリウッドスタジオはスター・ウォーズやピクサーに力を入れている印象が強く、訪問前はそれほど期待していないパークでしたが、最新のアトラクションや何度もリピートしたくなるアトラクションがあり、グリーティングやショーも充実していて、WDWの4つのテーマパークのうち個人的に最もお気に入りのパークとなりました。まだ試せていないアトラクションや、予備知識不足であまり上手くご紹介できていないアトラクションもありますが、ハリウッドスタジオを訪問する際の参考になれば嬉しいです。


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