毎年お気に入りのスキー場に行くのも楽しいですが、いろいろなスキー場に行ってみるのも楽しみ方の一つです。
この記事では、2021年以降に私が訪れたスキー場をご紹介していきます。
スキー場は積雪量や天候などによってコンディションが左右されますし、レベルやコースの好みも個人差があります。また、一緒に行くメンバーによっても求めるものが違ってくると思います。
スキー好きの方には既知の情報も多いと思いますし、好みが分かれる部分もあるかもしれませんが、この記事は私個人の独断と偏見によるものですので、あくまでご参考としていただければと思います。
なお、私のスキーのレベル・好みは以下の通りです。
- 中~上級くらい(滑れないコースはないですが、滑りの技術が高いわけではないです)
- 圧雪された斜面が好き(非圧雪やコブもたまに行きますが、綺麗に圧雪された斜面を硬い板で滑るのが気持ちいいです)
- 家族や友人とグループで行くのも、1人で行くのも好き
この記事に挙げているスキー場で個人的にまた行くのであれば、
- 日帰りがっつりスキーなら、かぐらスキー場
- 1泊2日のがっつりスキーなら、ホワイトワールド尾瀬岩鞍、または白馬八方尾根スキー場
- 2泊3日のがっつりスキーなら、蔵王温泉スキー場
- 様々なレベルのスキーヤーがいるグループで日帰りor1泊2日のスキーなら、石打丸山スキー場、または軽井沢プリンスホテルスキー場
を選ぶかな、と思っていますが、最近行っていないスキー場や一度も行ったことのないスキー場もあるため、適宜更新していきたいと思います。
※本記事はプロモーションを含みます。
Contents
かぐらスキー場
東京から新幹線で日帰りしやすい立地でありながら、最上部の標高が約1800mと高いため、シーズンが長く、雪質がいいのが魅力です。
コース数も30と多く、山麓まで下りてくるコースでは最長滑走距離6000m、標高差1225mと、滑りがいのある規模です。
かぐらエリア、みつまたエリア、田代エリアに分かれており、田代エリアからはドラゴンドラで苗場スキー場とつながっています。
山頂近くの第5ロマンスリフトで行く林間コースなど非圧雪が好きな上級者向けのコースや、圧雪された広いコース、みつまたエリアには初級者コースもあり、様々なレベルや好みのスキーヤーが楽しめます。
私は昔、苗場スキー場からドラゴンドラで滑りに行ったことが何度かありますが、直近の訪問は新幹線での日帰り1人スキーでした。
田代ステーション、または、みつまたステーション、のいずれかからロープウェイに乗ってスキー場に向かうことになりますが、これらのステーションには小さいながらも更衣室やコインロッカーがあるので、日帰りも十分可能でした。
私は、越後湯沢駅に近いみつまたステーションからロープウェイに乗りましたが、この日は山麓からみつまたエリアにかけて非常に視界が悪く、帰るべきか悩むほどでした。しかし、リフトやゴンドラを乗り継いでかぐらエリアまで行ってみると晴天で、人も少なくてリフトもほとんど並ぶことなく、快適に1日滑ることができました。
行き方
東京から上越新幹線で越後湯沢駅まで約1時間10分~1時間30分、越後湯沢駅からは路線バスで約20~30分(10km)です。複数人であればタクシーの利用もおすすめです。
新幹線とバスで日帰りできるのが魅力です。ただし、帰りの路線バスは混雑で乗れない場合もあるので、かなり時間に余裕を持って帰路につくのがおすすめです。
車の場合は、関越自動車道の湯沢ICから国道17号線で約8kmです。
こんな人におすすめ!
かぐらスキー場は、このような方におすすめできると思います。
- 日帰りでがっつりスキーを楽しみたい方。
- アクセスの良さも雪質の良さも追求したい方。
- 苗場スキー場近くに宿泊していて、苗場スキー場以外も楽しみたい方。
- オフシーズン近くにも楽しみたい方。
石打丸山スキー場
越後湯沢駅からアクセスがよく、ゴンドラやリフト、レストラン(ゲレ食)が設備投資によりリニューアルされていて使い勝手がいいのが魅力です。
![スキー場のリフトからの景色](https://workhard-playharder.blog/wp-content/uploads/2023/12/写真-2022-01-30-22-10-42-1024x768.jpg)
23コース、最長滑走距離は4000mと、規模は小さくはありませんが、標高差は664mとそこまで大きくなく、コースは初級や中級が多めに設定されています。
しかし、標高が約920mと低いため、あまり雪質はいいとは言えない印象でした。山頂近くには林間コースがあり行ってみましたが、雪がかなり重く、一度はまってしまうと抜け出すのがかなり大変そうです。
私は1泊2日で利用しましたが、日帰りも十分可能です。
行き方
東京から上越新幹線で越後湯沢駅まで約1時間10分~1時間30分、越後湯沢駅からは無料のシャトルバスで約10分です。複数人であればタクシーの利用もおすすめです。
車の場合も、関越自動車道の塩沢石内ICから5kmとアクセスが容易です。
こんな方におすすめ!
- 新しいゴンドラやリフトに乗って快適に楽しみたい方。
- アクセスのよさやグループで楽しむことを重視したい方。
私は1泊2日で訪問しましたので、よろしければホテル宿泊記もご覧ください。
軽井沢プリンスホテルスキー場
アクセスの良さと、ファミリー・初心者にやさしい設計が魅力です。
最長滑走距離は1519mと規模は小さく、がっつり滑りたい方には物足りないかと思います。最上部の標高は1155m、標高差は215mです。
それでも、一応上級コースや中級コースもありますし、スキー場以外にもアウトレットモールなどの楽しみ方もあるので、さまざまなレベルのスキーヤーのいるグループで楽しい旅行をするのであれば、選択肢として十分ありえます。
行き方
東京駅から北陸新幹線で軽井沢駅まで約1時間、駅からは車で約1分、徒歩約10分の距離です。駅からは予約不要の無料のシャトルバスもあります。
車の場合は、東京から関越自動車道、上信越自動車道経由で碓氷軽井沢ICまで約1時間40分です。
こんな方におすすめ!
- 日帰りスキーなど、アクセスのよさを追求したい方
- がっつりスキーをするというより、グループやファミリーで過ごす時間を重視したい方
白馬八方尾根スキー場
長野オリンピックの会場にもなったこちらは、雪質もよく、中上級者におすすめのスキー場です。
![](https://workhard-playharder.blog/wp-content/uploads/2023/12/写真-2022-02-19-15-15-17-1024x768.jpg)
最長滑走距離は8000mと長いコースもあり、規模も申し分ありません。
初級者向けのコースは、咲花ゲレンデ以外は迂回コースがほとんどで、コースが広くない部分も多く、初級者が一緒に楽しむのは少し難しいゲレンデになっています。
また、細めのコースや非圧雪のコースも多く、全体的に中上級者向けの傾向が強いかなという印象です。
ゴンドラやリフトも昔のままのものが多く、長距離なのに鈍行のリフトも結構ありました。
スキー場に行くのに約半日かかってしまうので、最低1泊はしたいところです。
行き方
東京から北陸新幹線で長野駅まで約1時間半で長野駅に到着します。長野駅からバスで約1時間15分で八方バスターミナルへ。バスターミナルからはシャトルバスで各ゲレンデやホテルに行くことができます。
こんな方におすすめ!
- 非圧雪やコブの斜面を滑りたい方
- 1泊以上できる方
私はグループで1泊しましたが、2泊しても十分楽しめると思います。ただ、初級者コースが少ないため、グループのメンバーによってはあまり適さないスキー場かもしれません。
ホワイトワールド尾瀬岩鞍
最上部の標高は約1700mと、雪質も比較的よいのが魅力です。
標高差619m、最長滑走距離は約3200mと規模は中程度ですが、コースのバラエティが多く飽きません。
圧雪された中級コースが多く、上級コースもあるため、さまざまな人が楽しめるのではないかと思います。
デメリットは、バスの本数が限られてしまっていることです。日帰りだと不完全燃焼になりかねないため、1泊することをおすすめします。
行き方
バスタ新宿から高速バスで約3時間40分で「道の駅尾瀬かたしな」へ、道の駅からは無料送迎バスでスキー場へとアクセスできます(要予約)。
また、東京駅から上越新幹線または北陸新幹線で高崎駅まで約50分、高崎駅から高速バスで「道の駅尾瀬かたしな」まで約100分、道の駅からは無料送迎バスでスキー場へとアクセスできます(要予約)。
なお、車の場合は、関越自動車道の沼田ICから約32kmです。
こんな方におすすめ!
- 1泊の日程を確保できる方
私はこのスキー場へは車で行き、ゲレンデ目の前の尾瀬岩鞍リゾートホテルに1泊しました。少し古めかしいレトロな旅館ですが、温泉もあり、1泊するには問題ないと思いました。
車の場合は、ゲレンデ目の前でなくても周辺の温泉旅館などに滞在するのもいいかもしれません。
野沢温泉スキー場
最長滑走距離が10kmという規模の大きさと、設備投資により新しくなったゴンドラやベース、アフタースキーで温泉を楽しめるのが魅力です。
![](https://workhard-playharder.blog/wp-content/uploads/2023/12/IMG_4555-1024x768.jpg)
最上部の標高が1650mのため、雪質がよくシーズンも長いのもポイントです。標高差1085mです。
上級者コースから初級者コースまで幅広く、グループでも楽しみやすいのも利点です。
行き方
東京から北陸新幹線はくたかで、飯山駅まで約1時間50分、飯山駅から野沢温泉ライナーバスで野沢温泉まで約25分、温泉街からスキー場のベースまでは直通シャトルバスで約20分です。
バスは新幹線の時間に合わせて運行しているので、待ち時間はそれほど長くありませんでした。
車の場合は、上信越自動車の豊田飯山ICから約25分、または関越自動車道の塩沢石内ICから約70分です。
こんな方におすすめ!
- 1泊2日の日程を確保できる方
- アフタースキーで温泉も楽しみたい方
私は温泉旅館に1泊しました。スキーシーズンの終わりに行ったため閉鎖されているコースもありましたが、宿の温泉が素晴らしかったのが印象に残っています。
蔵王温泉スキー場
なんといっても雪質と規模の大きさが魅力です。14のゲレンデ、12のロングコース、最大滑走距離は10kmという規模の大きさは国内でも有数です。
![](https://workhard-playharder.blog/wp-content/uploads/2023/12/写真-2022-03-21-9-34-37-1024x768.jpg)
様々なゲレンデやコースがあるため、その日や時間帯のコンディションに合わせて滑るエリアを変えることもでき、飽きにくいのも高ポイントです。山頂の標高は1661mで、樹氷も楽しむことができます。標高差は884mです。
上級コースも多くありながら、初級コースも豊富ですので、レベルを問わず楽しめるのも魅力です。
また、温泉も白く濁った硫黄泉で、アフタースキーもくつろげるのも個人的にはイチオシの理由です。
デメリットは、東京からのアクセスがあまりよくないこと。移動だけで半日かかってしまうので、行くなら最低2泊はしたいところです。
また、新しいゲレンデにはフード付きの高速リフトがありますが、古めのゲレンデも多く、吹雪の中で遅いリフトに耐えなければいけない場合もあるのもデメリットかもしれません。
行き方
東京から山形新幹線で山形駅まで約3時間、山形駅からバスで蔵王温泉バスターミナルまで約40分です(バスは予約不要)。
また、仙台経由で行くこともできます。東京から東北新幹線はやぶさで仙台駅まで約1時間半、仙台駅からバスで蔵王温泉バスターミナルまで約1時間半です(バスは事前予約制)。
ほかにも、仙台空港を利用することもできます。仙台空港からバスで蔵王温泉バスターミナルまで約1時間50分です(バスは事前予約制)。
こんな方におすすめ!
- 2泊以上の日数を確保できる方
- 規模の大きなスキー場で、さまざまなコースを楽しみたい方
- アフタースキーとして温泉も楽しみたい方
私は2泊しましたが、もっと長く滞在しても十分楽しめるスキー場だと思いました。
番外編:ニセコ・ユナイテッド
こちらは東京からは飛行機で行くことになりますが、ついでに載せてみました。
積雪量、雪質ともに申し分ないニセコは、外国人スキーヤーにも人気のリゾートです。バックカントリーもあります。
ニセコグランヒラフ、ニセコビレッジスキーリゾート、ニセコアンヌプリ国際スキー場、ニセコHANAZONOリゾート、の4つのゲレンデがニセコ・ユナイテッドとして1つの大きなスキー場として運用されています。
初級者コースから上級者コース、そしてバックカントリーまで様々な斜面があり、滑るたびに新雪が積もる日も多くあるほど雪が豊富なのが魅力です。
その分、圧雪された斜面を硬い板で滑りたい私みたいなタイプは、いつもとは違う楽しみ方を強いられました。
また、4つのゲレンデは山頂近くで横移動ができますが、あまり傾斜のない道を歩くことになり結構大変であるほか、悪天候の際には閉鎖されてしまうため、シャトルバスで山麓を移動するか、1つのゲレンデで滑るか、の2択になります。
ニセコグランヒラフはコースも比較的多いですが、それ以外の個別のゲレンデはコースもあまり多くなく、縦に長い、横幅の狭いコース設計のため、1日中同じゲレンデにいると飽きてしまうこともありました。
また、インバウンド向けであるためか、リフト券やゲレ食、ホテルの宿泊費などすべてが他のスキー場に比べて高めに設定されている印象でした。
金銭的にゆとりがある方が、スキーだけでなくのんびりとスノーリゾートを楽しむ、という過ごし方がいいのかなと感じました。
行き方
こんな方におすすめ!
- 3泊4日以上の日程を確保できる方
- スキーのみならず、スノーリゾートを楽しみたい方
- 予算をあまり気にしない方
私はニセコビレッジに4泊しましたが、あまり天候に恵まれず、リフトの終了時刻も早いため、滞在日数に対して滑走時間はあまり長くなかったように思います。
最後に
あくまで各スキー場に対する個人的な感想ですが、皆さまのスキー場選びの参考になれば幸いです。
今回取り上げたスキー場以外にも素晴らしいスキー場がたくさんあるので、随時追加していけたらと思います。
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