2024年9月に、以前から気になっていた「おちあいろう」に宿泊してきました。

非常に綺麗にメンテナンスされた重要文化財に泊まり、温泉やお食事を楽しみつつ、飲み物のほとんどはフリーフローで追加料金を気にせずに過ごすことができ、大満足でした。

いろいろなお部屋があるようですので、ぜひまた宿泊したいと思います。

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【一休.com】おちあいろう

アクセス

修善寺駅まで送迎していただけます(要事前予約)。毎時15分にお迎えがあるようで、私は14:15のお迎えをお願いしました。

改札を出たところで、「おちあいろう」と書かれたプレートを持って待っていてくださりました。雨が降っていましたが、車までは屋根のあるところを通っていけましたので、とても快適でした。

車は高級感あるアルファードで、座り心地がとてもよかったです。

チェックイン

玄関で靴を脱ぎ、ラウンジまで案内していただきました。ラウンジにてスパークリングワインをいただきながら、チェックインの手続きをしました。

玄関の外観
玄関

貸切風呂の予約や、文化財ツアーの予約もこの時に行いました。貸切風呂は50分単位となっていますので、希望の時間帯が決まっている場合には、早めに予約するのがおすすめです。

文化財ツアーは、17時と翌日の10時に開催されており、所要時間は約30分でした。

スパークリングワイン以外の飲み物も試していたところ、チェックインの手続きが終わり、お部屋に案内していただけるタイミングになりました。しかし、飲んでいる途中である旨をお伝えすると、お部屋に向かう準備ができた際に押してください、と呼び出しボタンを渡してくださりました。

お部屋

今回は本館2階にある「山吹」というお部屋に泊まりました。こちらは和室が二間あるお部屋で、2人で利用する際は到着時から片方の部屋に布団がすでに敷いてありました。

それでもターンダウンサービスがあるようで、お部屋に案内された際に、夕食時に部屋に入ってもよいかと確認されました。

窓からはお庭を見下ろすことができ、とても開放感がありました。

冷蔵庫にはビールやジュースが入っており、これらもフリーフローでした。とても嬉しいサービスです。

もちろん、お茶やお水もあります。

こちらのお部屋にはユニットバスのような内湯があり、かけ流し温泉となっていました。お部屋で温泉に入れるのは嬉しいですが、大浴場や貸切風呂にたくさん入って満足したため、お部屋ではほとんど入りませんでした。

お風呂

お風呂は大浴場が2つと、貸切風呂が1つあります。大浴場は夜と朝で男女入れ替え制でした。

到着日は、天狗の湯が女湯となっていました。天狗の湯には、洞窟風呂と広い露天風呂、ヒノキの香るサウナと、川の水を引いた水風呂がありました。

長時間の入浴やサウナ利用の際に嬉しいミネラルウォーターが露天風呂に置いてありました。「FUJIウォーター」の紙パックのタイプを初めて見ました。

露天風呂はあまり人が多くなく、デッキチェアもあって涼むこともでき、長時間入っていることができました。

もう一つの大浴場は月の湯で、シンプルな内湯と茶室サウナ、川の水を引いた水風呂がありました。

水風呂にかかった橋を渡り、小さな引き戸を開けてくぐりながら入る茶室サウナは、天狗サウナよりは広くて快適でした。

いずれの大浴場にも、フェイスタオルやバスタオル、お水、シャワーキャップ等がしっかりと準備されていました。また、パウダースペースにもオリジナルのスキンケア商品「KAGURE」があり、何も持たずに温泉に行けるのが便利でした。

また、スキンケアアメニティはよく見かけますが、オリジナルのヘアオイルまで用意されていた点は、個人的にとてもありがたかったです。

大浴場の入口外の休憩スペースには、ミネラルウォーターのほか、瓶の牛乳やコーヒー牛乳、ビールサーバーまでありました。

ビール用にコップが冷やしてあるのも嬉しかったですが、コーヒー牛乳が珍しかったのでそちらを選びました。

貸切風呂「星の湯」は、予約時間にフロントで鍵を借りてから向かいました。

本館を出て、お庭を通り抜けてお風呂に向かいます。苔むしたお庭が風情がありました。

貸切風呂のパウダースペースも同様のアメニティやお水が揃っていました。

お風呂はとても広く、2人で貸し切ってしまうのが申し訳ないほどでした。

ラウンジ

ラウンジでは、ワインやビール、様々なジュース、お茶やコーヒー、お菓子を好きなだけ楽しむことができました。

夕食後にのんびりとした時間を過ごすためにラウンジを利用しましたが、少し暗い中での間接照明や暖炉は趣がありましたし、利用者も少なく、とても快適でした。

夕食

夕食も朝食もお食事会場でいただきました。

予約時に17:30か19:30で朝食の時間を選ぶことができましたが、直前に予約したため17:30はすでに埋まっており、19:30の回となりました。

お食事処は半個室となっており、ガラス窓のおかげか開放感を感じました。

夕食時の飲み物も、すべてフリーフローなのが嬉しいです。お料理に合う日本酒をお願いしました。

まずは、牡蠣の浜名湖海苔ジュレ添え。

続いて、棒寿司と茶碗蒸し、鴨。

椀物は蓮根饅頭でした。

続いて、お造り。

天ぷらもありました。

お造りや天ぷらは一般的な感じもしますが、次のカラスミそばはユニークでした。

黒毛和牛のサーロイン。

ごはんは、富士鶏の土鍋ごはんでした。残ったら、夜食用のおにぎりにしていただけるとのことでしたが、残らなくてもおにぎりをいただくことができました。

お味噌汁もおかわりできました。

デザートは、豆乳のパンナコッタとメロンでした。

夜食としておにぎりをいただきました。このように包んでいただき、味があるなぁと思いました。

朝食

朝食の時間はチェックイン時に決めることになります。

夕食と同じお食事処ですが、利用する半個室は夕食時とは異なりました。

鰹節とわさびだけでいただくごはんがおすすめのようでした。

文化財ツアー

到着日の17時からのツアーに参加しました。参加者は10名ほどいたように思います。

重要文化財の部分と増築された部分の木材の違いや、築年数が経っていても歪みがほとんどない木造の窓枠、組子細工などについて説明していただき、細部に宿る職人の技とこだわりを実感しました。

その他

ラウンジの下の階には、ゲーム等が置かれているスペースがありました。

また、そこから外に出て、敷地内のつり橋を渡ることもできます。

本館の2階には、高級なマッサージチェアも2台設置されており、これが非常に気持ちよかったです。

入口には鯉がたくさん泳いでいる池があり、近づくだけで餌を求めて寄ってきたのが面白かったです。

最後に

伊豆には高級温泉宿が多いですが、非常に丁寧に手入れがされた重要文化財である「おちあいろう」は施設として別格でした。伝統を維持しつつも、お風呂やサウナがリノベされていたりと、快適に過ごすことができました。

また、フリーフローでさまざまな飲み物を飲みたいときに飲むことができるのも嬉しかったですし、スタッフの方々のサービスもよかったです。

「おちあいろう」にはさまざまなお部屋がありますので、次回は別のお部屋にも泊まってみたいと思います。

【一休.com】おちあいろう